そっとそっと浮かべるの静かの海へ寂しげ箱舟は離れていく彷徨う風落ちていく月回る回る恋の夜に水鏡に波を許して消えてゆくの二人そっとそっとそっと浮かべるの静かの海へ寂しげ箱舟は離れていくそっとそっと眺めるの無人の庭をどこまで眺めても君がいない彷徨う風落ちていく月回る回る恋の夜に水鏡に波を許して消えてゆくの二人揺れる木々は落ちゆく日々は寒い夜に影ひとつ君の声が私の声が水鏡と消えるそっと遠く遠く離れていても水鏡の映える夜に貴方乗せた船を浮かべてこの庭を彩る彷徨う風落ちていく月回る回る月の夜に水鏡に波を許して消えてゆくの二人そっと